【緊急用シャワー・洗眼器】 関連情報
   
緊急用シャワー・洗眼器
<法令、制度、指針>
緊急用シャワー、洗眼器は1971年より、設置が義務付けられております。
世界的規格ANSI Z358.1などに対応した、緊急シャワー、洗眼器の設置をお勧めします
緊急用シャワー・洗眼器の設置が、法令、制度および指針により要求されています。

日本国内でも1971年から特化則(制定当初は石綿も特定化学物質に指定されていました)により、緊急用シャワー・洗眼器の設置義務付けられていました。昨今のグローバル化により、国内企業であっても、海外の安全に関する規格へ対応が必要となり、各省庁からもMSDS制度や、OSHMS指針が示され、その運用の中で、緊急用シャワー・洗眼器の設置が必要なケースが増えています。

(1)特定化学物質予防規則
第38条(通称:特化則38条)による設置義務/厚生労働省

「事業者は、第一類物質又は第二類物質を製造し、又は取り扱う作業に労働者を従事させるときは、洗眼、洗身又はうがいの設備、更衣設備及び洗たくのための設備を設けなければならない。」

(2)石綿障害予防規則
第31条(通称:石綿則31条) による設置義務/厚生労働省

「事業者は、石綿等を取り扱い、又は試験研究のため製造する作業に労働者を従事させるときは、洗眼、洗身又はうがいの設備、更衣設備及び洗濯のための設備を設けなければならない。」

(3)(M)SDS制度 (化学物質排出把握管理促進法)に基づく、MSDSに従った応急処置/経済産業省
MSDS制度とは、「第一種指定化学物質、第二種指定化学物質及びそれらを含有する製品(指定化学物質等)を他の事業者に譲渡・提供する際、その性状及び取扱いに関する情報((M)SDS:(Material) Safety Data Sheet)の提供を義務付ける制度」です。
(右上へ)

工場風景 化管法第14条に規定する(M)SDS制度の対象となる化学物質は、「第一種指定化学物質」及び「第二種指定化学物質」として定義されています。

PRDR・(M)SDS
MSDS制度

MSDSは、対象事業者より作成されますが、以下のように応急処置皮膚に付着した場合:大量の水で洗い流すこと目に入った場合:大量の水で少なくとも15分間洗い流すことという記載があった場合、緊急用シャワー・洗眼器の設置が必要です。
緊急用シャワー・洗眼器が必要かどうかは、実際に使用する化学物質のMSDSに記載されている応急処置の項目を確認してください。

(4)OSHMS(労働安全衛生マネジメントシステム)にお ける緊急対応として
OSHMSは、事業者が労働者の協力の下に「計画(Plan)
−実施(Do)−評価(Check)−改善(Act)」(「PDCAサイクル」といわれます)という一連の過程を定めるものです。
(下段左へ)

OSHMSにおける規格OHSAS18001が、ISOでは無いものの、実質的な国際規格となっており、グローバルに展開しなくてはならない情勢もあって、国内企業でもOSHMSの認証取得を受ける必要性が高まってきています。こうした状況を受け、日本国内でも、厚生労働省より、「厚生労働労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針(OSHMS指針)(平成11年労働省告示第53号。平成18年改正。)」が示されています。
両者とも、緊急事態への対応を求めており、化学物質による危険が想定された場合、緊急用シャワー・洗眼器の設置が必要になります。

OHSAS18001 4.4.7項:「緊急事態への準備及び対応」
組織は、次のことに対する「計画」と「手順」の両方を用意すること。
・潜在的な事故誘因と緊急事態には何があるかを特定する
・特定された潜在的な事故誘因と緊急事態に対応する
・それらに伴って生じるかも知れない病気や傷害を予防する
・それらが生じたときには緩和する(被害の拡大を食い止める)
組織は、緊急事態への準備、および対応「計画」と「手順」は見直しをすること。とりわけ事故誘因と緊急事態が発生した場合には必要である。
組織は、可能な場合には、このような手順は定期的にテスト しなければならない。

厚生労働労働安全衛生マネジメントシステムに関する指針  第十四条 (緊急事態への対応)
事業者は、あらかじめ、労働災害発生の急迫した危険がある 状態(以下「緊急事態」という。)が生ずる可能性を評価し、緊 急事態が発生した場合に労働災害を防止するための措置を 定めるとともに、これに基づき適切に対応するものとする。
(右上へ)

AM-200
緊急用シャワー AM-200
ANZEN MALLの提供する緊急用シャワー・洗眼器を選ぶメリット

1.ANSI Z358.1規格対応
弊社では、ANSI Z358.1に対応した製品を提供しております。緊急用シャワー・洗眼器は、負傷者の被害の拡大抑止につながる重要な製品であり、技術的根拠に基づいた製品を選択することが大切だと考えています。

2.安心の実績豊富なメーカー製
弊社は、緊急用シャワー・洗眼器の製造を35年の優れた実績をもつメーカーに製造を委託しております。設置環境等により異なりますが、10年以上持つ製品も少なくありません。ANZEN MALLで取り扱いの緊急用シャワー、洗眼器は、優れたメーカーの基本設計はそのままに、ANZEN MALL仕様として納入いただいております。
緊急時にしか使わない緊急用シャワー・洗眼器だからこそ、信頼と実績の弊社製品をご選択下さい。

3.国内製造による迅速な対応
製品は、国内工場で、1台1台、熟練した作業者によりアッセンブルされ、検査した後、出荷しております。そのため、輸入品に比べ、迅速な対応が可能です。
通常の配管設置であれば、配管接続は容易です。